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Google Apps Script(GAS)とは?福祉施設のDXに興味のある人がGASを学ぶべき5つの理由【AI活用の第一歩】

手軽に学び実行できるGoogle Apps Script(GAS)を活用することで、プログラミング初心者でも日々の業務効率化に役立てることができます。この記事ではGoogle Apps Scriptの基礎と福祉DXに興味のある人がGoogle Apps Scriptを学ぶべき理由を解説します。

目次

Google Apps Script(GAS)とは?

Google Apps Scriptとは、Googleの提供するクラウドベースのスクリプト言語であり、Google Workspaceのアプリケーション(Gmail、カレンダー、スプレッドシートなど)を動かして業務を自動化・効率化するために使用されます。GAS(ガス)と呼ばれることが多いです。JavaScriptというプログラミング言語に基づいており、非エンジニアでも比較的簡単に使いこなすことができます。

Google Apps Scriptを使ってできること

Discordなどチャットツールへの通知

例えば、見学希望者への事前ヒアリングフォーム(Googleフォーム)に回答があった場合に、Discordにリアルタイムで通知が届くようにしてすぐにスタッフが気付けるようにしています。

打刻システムの開発

株式会社パパゲーノが運営する就労継続支援B型「パパゲーノ Work & Recovery」では、GASを用いて利用者が通所した時間をiPadで打刻して記録できる勤怠管理アプリを開発し、記録された時刻から国保連請求のデータと、工賃計算を自動でできるようにしています。

Google Apps Scriptを学ぶべき5つの理由

GASを学ぶことは、福祉施設の業務を効率化したい方に非常におすすめです。その理由を解説します。

【1】利用するハードルが低い

一般的にプログラミングをするためには、開発環境の準備に時間がかかることが多いです。Google Apps Scriptの場合は、Googleのアカウントを持っていればすぐにプログラムを作り動かすことができます。インターネットのブラウザを使ってすぐに数行のコードを書けば、Googleスプレッドシートの操作を自動化したり、Gmailの送付を自動化するプログラムを組めてしまいます。ブラウザがあればすぐに始められる手軽さが、初学者にとっては非常に魅力的です。

【2】日々の実務に活用しやすい

プログラミングの勉強として、HTML、CSSというホームページの制作などに必要な言語を学ぶ方も多いです。ですが、WEB制作の技術を学んでも、日々の仕事に直結しない人が多いと思います。

一方で、Google Apps Scriptは福祉施設の業務効率化にもすぐに役立てやすいです。例えば、福祉施設では、個別支援計画や面談記録、報告書など、定型的な書類作成作業が多く発生します。GASを使ってこれらの作業を自動化することで、職員の手間を大幅に削減し、より本質的なサービス提供に集中する時間を増やすことができます。

【3】低コストで色んなことができる

GASを利用することで、高価なソフトウェアを購入することなく、既存のGoogleアカウントと連携して業務プロセスを自動化できます。例えば、利用者データの管理、スケジュール調整、通知システムの構築などがGoogleスプレッドシートやフォームを使用して簡単に行えます。これにより、コストを削減しつつ効率的に業務を進めることができます。

【4】多様なAIを簡単に使いこなすことができる

多くのWEBサービスは、「Web API」というインターネット上でデータのやり取りをする仕組みを使って連携することができます。例えば、民間企業が提供している勤怠管理システムから毎日データをGoogleスプレッドシートに書き出すという処理を実行することなどができます。

このAPIを用いると、OpenAI社などが提供している多様なAIサービスを使うことが可能です。

  • GPT4を用いて毎月の支援記録のサマリーを自動生成する
  • Whisperを用いて面談の音声を自動で文字起こしする
  • DALL-Eを用いてスライド資料の画像を生成をする

ということも、GASを使ってOpenAIのサービスを動かせば実現できてしまいます。

【5】JavaScriptの基礎が身につく

JavaScriptは、Web開発で広く使われているプログラミング言語です。GASはJavaScriptに基づいているため、GASを学ぶことで、Webサイトやアプリの開発に直接応用可能なJavaScriptのコーディングスキルを身につけることができます。将来的にエンジニアとしての副業や転職などで市場価値を高めていきたい人にとって、GASを学ぶことは最善の手段の1つと言えます。

CgatGPTにコードを書いてもらうこともできる

プログラミングというと、暗号のようなコードとじっと睨めっこしていて、普通の人には無理だと感じてしまう方も多いかもしれません。しかし、ChatGPTの登場でプログラミングやエンジニアという仕事の概念が変わりつつあります。

プログラミング(人工言語)は、文法がしっかりと決まっているため最もAIが生成するのが得意なものの1つです。そのため、AIによってある程度のプログラムは自動で生成できてしまいます。エラーが起こっても、なぜエラーが起こっているのかをChatGPTに質問すれば初学者でもわかりやすいように解説してくれます。ChatGPTにコードの下書きを作ってもらい、エラーも修正してもらい、ほぼ完成形まで作ってもらうことが実現できるようになっているのです。

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この記事を書いた人

株式会社パパゲーノ代表取締役CEO / 「生きててよかった」と誰もが実感できる社会を目指して、東京で生成AIを活用した就労継続支援B型事業所を運営しながら、音声支援記録アプリ「AI支援さん」を開発。精神障害をお持ちの方と絵本、音楽、絵画作品などを共同創造するアートプロジェクト「100 Papageno Story」を運営。

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