障害福祉施設にとって、ホームページは利用者やご家族との最初の接点になることも多い大切なツールです。しかし、「どうやって作ればいいのかわからない」「費用をかけられない」という声もよく聞きます。
この記事では、ホームページ制作の主な方法を整理し、それぞれの特徴を比較します。施設の状況に合った選択の参考にしてください。
ホームページ制作の3つの方法
ホームページ制作の方法には大きく分けると、以下の3つの方法があります。
- 自分で制作する(ノーコードツールを使う)
- フリーランスに発注する
- Web制作会社に発注する
| 項目 | 自作 | フリーランス | 制作会社 |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | ◎ 無料〜数千円 | ○ 5万〜30万円 | △ 10万〜100万円以上 |
| 品質の安定性 | △ 自分次第 | △ 人による | ◎ 安定 |
| 制作の手間 | × 自分で作業 | ◎ お任せ | ◎ お任せ |
| 更新のしやすさ | ◎ 自分でできる | △ 都度依頼 | △ 都度依頼 |
| 長期サポート | × なし | △ 不安定 | ○ 契約次第 |
自分で制作する
プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップでパワポでデザインする感覚でホームページを制作できるツールが増えています。
主なホームページ制作ツール
| ツール | 月額費用(税込目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| ペライチ | 月1,465円〜 | 1ページ完結型に強い。日本語サポートが充実。 |
| Jimdo(ジンドゥー) | 月990円〜 | AIが自動でサイトを作成。初心者に優しい。 |
| Wix | 月1,300円〜 | テンプレート豊富。自由度が高い。 |
| STUDIO | 月590円〜 | デザイン性が高い。日本発のサービス。 |
| WordPress | サーバー代のみ(月500〜1,000円程度) | 拡張性が高いが、やや学習コストあり。 |
やすまさパパゲーノは「エックスサーバー」+「WordPress」でホームページを制作しています。
サーバー代、独自ドメイン(URL)代の固定費のみで、自由度もメンテナンス性も高いためおすすめです!
メリット
- 初期費用を抑えられる
- 自分のペースで更新・修正ができる
- ちょっとした変更にも費用がかからない
デメリット
- 作業時間の確保が必要(本業との兼ね合い)
- デザインや構成のクオリティは自分次第
- 困ったときに相談できる相手がいない
こんな施設におすすめ
- ITに詳しいスタッフがいる
- まずは最低限の情報発信から始めたい
- 更新頻度が高く、都度外注すると割高になりそう



ある程度、ITに詳しいスタッフがいる場合は、自社で制作するのがコストを抑えられるのでおすすめです!
フリーランスに発注する
クラウドソーシング(ランサーズ、クラウドワークス等)やSNSで活動しているフリーランスに依頼する方法です。
費用目安
- シンプルなサイト:5万〜15万円程度
- 中規模サイト:15万〜50万円程度
- 大規模サイト/複雑なデザイン要件:50〜150万円程度



フリーランスによって価格差が大きいため、複数の見積もりを取ることをおすすめします。
メリット
- 制作会社より費用を抑えられることが多い
- 個人なので融通が利きやすい
- 福祉業界に詳しい人を探せば、理解が早い
デメリット
- 品質や対応にばらつきがある
- 連絡が取れなくなるリスク(実際に起きています)
- 長期的なサポート体制が不安定な場合も
こんな施設におすすめ
- ある程度の予算があり、自作は難しい
- 知人の紹介など、信頼できるフリーランスがいる
- 小回りの利く対応を求めている
Web制作会社に発注する
法人として運営している制作会社に依頼する方法です。フリーランスに発注するよりは信用できる取引先を見つけやすいです。
費用目安
- シンプルなサイト:10万〜15万円程度
- 中規模サイト:15万〜50万円程度
- 大規模サイト/複雑なデザイン要件:50〜150万円程度
メリット
- 品質が安定している
- 長期的なサポート体制がある
- 複数人でのチェック体制があり、ミスが少ない
デメリット
- 費用が高くなりがち
- 小さな修正でも費用が発生することがある
- 福祉業界への理解度は会社による
制作会社を選ぶポイント
- 福祉施設の制作実績があるか
- 運用サポート(更新代行など)の内容と費用
- 担当者とのコミュニケーションのしやすさ
選択肢の一つに「就労継続支援B型」への発注も!
Web制作会社の中には、就労継続支援B型事業所としてホームページ制作サービスを運営しているところもあります。パパゲーノでは「Web制作くん」という名前で10万円〜でホームページ制作を提供しています。
障害福祉施設のホームページ制作を外注する上では、「就労継続支援B型」への発注も選択肢の1つとしておすすめです。
就労継続支援B型への発注のメリット
- 費用を抑えながら、一定の品質を確保できる
- 発注すること自体が、障害のある方の工賃向上につながる
- 同じ福祉業界なので、施設運営への理解がある
注意点
- 納期に余裕を持つ必要がある場合もある
- 事業所によって対応範囲や品質に差がある



就労継続支援B型への発注は「社会貢献」と「コスト」の両面でメリットがあります。
自社にあったホームページ制作を!
ホームページは作って終わりではなく、継続的な運用が大切です。制作方法を選ぶ際は、「作った後どうするか」も含めて考えることをおすすめします。
- 「費用を最小限にしたい」「ITに強いスタッフがいる」 → 自作(ペライチ、Jimdoなど)
- 「ある程度の予算がある」 → フリーランスやWeb制作会社に発注
- 「費用を抑えつつ、社会貢献もしたい」 → 就労Bへの発注
など、いくつかの選択肢があるので、自社にあったホームページ制作の方法を検討いただければと思います。



ホームページ制作にお悩みの方は、気軽にパパゲーノにお問い合わせください。ビデオ通話にて無料でご相談に乗ります!









